マハトーマ・ガンディーの「獄中からの手紙」から考えたこと

author:K.I2017/05/01 Monday

今回は4月のコラムで取り上げたマハトーマ・ガンディー「獄中からの手紙」から考えたことをお話したいと思います。

この「手紙」が書かれた1930年といえば、シルバーバーチの霊界通信が本格的になった年と同じであり、そこから私が感じたのは当時霊界が人種・民族・国家を問わず精神性の優れた人物に対して強く働きかけていたことです。


そう感じた1つは、“世界宗教・根本宗教”で地上の宗教を統一することをガンディーが夢見ていたことです。

ガンディーは敬虔なヒンドゥー教徒でありながらも、地上宗教の壁を取り払い統一することを夢見ていました。
「一人のよきヒンドゥー教徒」は「一人のよきキリスト教徒」、「一人のよき仏教徒」、「一人のよきムスリム」に等しいというガンディーの言葉にそれがよく表れています。

しかし、それはスピリチュアリズムの「超宗教で地上宗教を統一する」のとは根本的に違います。

なぜならスピリチュアリズムは、地上宗教の全てを取り壊して、霊界と同じ「神と神の摂理」を唯一の信仰対象とする“超宗教”で統一することにあるからです。全ての地上宗教に価値を認めないのがスピリチュアリズムなのです。

なぜ価値を認めないのかとなれば、間違った宗教教義では人類は救われないからです。そもそも「霊についての正しい理解」が地上宗教にはありません。


「宗教についてあれほど多くが語られながら、霊についての真実がほとんど理解されていない……(後略)(シルバーバーチの霊訓・7/165)

とシルバーバーチが言っているように、地上宗教は“霊や霊界の実在、霊力の働き”について無知なのです。それでは人類は救えません。

霊的存在である人間にとって、霊や霊界、霊力の働きについて知るのは当たり前のことで、その知り得た霊的知識、霊的法則に基づいて生きて初めて人類は救われるのです。それ以外に救われる道はないのです。


それともう一つ感じたのは、ヒンドゥー教の戒律とスピリチュアリズムの実践項目・努力目標は似てはいるけれど、根源的には違うことです。

ヒンドゥー教にかぎらず宗教の戒律は、肉欲・物欲を抑制し霊主肉従を促すものですが、それはスピリチュアリズムの努力目標の“自己抑制、霊主肉従・利他愛発露”によく似ています。

しかし「根源的には違う」と私が思うのは、スピリチュアリズムでは“人間は霊的存在であり、死後も永遠に生き続ける”という霊的事実に基づいて努力する点です。

“永遠進化”を見据えて努力できるのがスピリチュアリズムであり、それによって地上人には難しい霊主、利他愛発露を希望を持って努力できるのです。

“永遠に進化する霊的存在”という確信は、未来へ向けての光となり勇気となり、地上人生を明るく照らします。すなわち霊的楽天的に努力できるのがスピリチュアリズムということです。それが宗教戒律と違う点だと私は思います。


ガンディーには「インド独立の父」という政治的イメージが強いですが、敬虔な信奉者でもありました。
そのために政治家からも宗教者からも、どっちつかずだと批判されましたが、「精神性を欠いた政治はありえない」というのがガンディーの考えでした。

宗教も政治も「人間が生きる基本」ですから、ガンディーの考えに私は賛同しますが、ただその宗教が間違っていたのでは意味がありません。
その宗教は、“神と神の霊的真理”を信仰する唯一の宗教・“超宗教”でなければならないのです。それでこそ政治も正されるのです。

ガンディーの最期は“同宗の銃弾”に倒れたことによりますが、ここにも地上宗教の間違いが表れています。
人類を分断させる地上宗教は、まさに「百害あって一利なし」なのです。


ガンディーは死後霊界で、自らが夢見た“宗教統一”は「超宗教」で実現すること、“全ての人は親戚縁者”という自らの考えは「人類は神を親とする霊的兄弟姉妹であり霊的同胞である」と同じことを知り、今はスピリチュアリズム運動の本流に加わって地上世界に働きかけているものと思います。


最後に「これからの宗教」について書かれている箇所を引用します。

「最高神からのインスピレーションを受け取り、その神のふところに抱かれている宗教です。これからの宗教はそういう宗教になるでしょう。
神の経綸とインスピレーションが受け入れられる宗教です」(続・霊訓/85・潮文社)

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日常|04:03 AM|comments (x)|trackback (0)

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